いも子先生による焼き芋の授業の4ヶ月間。

市内小学校の外部講師として9月から12月まで、焼き芋の授業をしてきました。
その様子をお知らせします。

12月中旬のある晴れた日、市内の支援学級の小学生たちと、
焼き芋の販売をしてきました。 

「あと5分で販売します」
「いらっしゃいませ〜!」「200円です!」
「熱いのできをつけてください!」
「あと9個でうりきれです!」

そんな声が響く中、みんなで楽しく焼き芋販売をしました。

この日に販売した焼き芋は、全て学校の畑で採れたお芋です。
値段も、どこで販売するかも、
のぼりやふくろのデザインも、全て子どもたちと先生が考えました。
いも子は講師として、その過程を見守ってきました。
ここに至るまでの経過をお話しします。

小学生が焼き芋屋になる
「いーもいもいもプロジェクト!」

支援学級の先生から相談を受け
楽しそうですね!と依頼を受けたのが9月。

まずはいも子さんとして授業に出て、
みんなの前で自己紹介してきました。

リヤカーでの営業の様子を説明
真剣に話を聞いてくれました。

授業をしたその日に、阿佐美やのトラックに遊びにきてくれた子もいました。

そして、この日からいくつかのプロジェクトチームに分かれて、子どもたちは動き始めました。

キャラクターを考えるチーム

阿佐美やにはいも子ちゃんというキャラクターがいます。子どもたちも自分達でキャラクターを考えました。
いくつか候補を挙げて、「どれがいいか?」みんなで話し合いました。
「いも子さんならどれがいいですか?」と聞かれ、「ひまわりくん」に決定しました。

この画像も子どもたちが作っているそうです。すごい!

どこで販売する?

販売場所も子どもたちが考えます。人がたくさんいそうな場所。
そして安全に販売できるところ。
人がどれくらいいるかもリサーチして、いくつか候補があった中から
学校の近くの公園を選びました。

芋も育てました!

11月のよく晴れた日に、みんなで芋掘りをしました。

焼き芋にするための芋のほり方、保存の方法など、みんな熱心に聞いてくれました。
小さな、根っこのような芋まで、最後の最後まで大切にほりました。

衣装も揃えました!

おそろいのベレー帽、エプロン
さらに重要なのぼりもデザイン!
これで準備は完璧!

いよいよ売りにいくぞ!

さつまいもがある!
衣装もキャラクターも、のぼりもできた!チラシもできた!
いよいよみんなで売りに行きます。

いも子から焼き方の紹介。真剣にみています。

公園に着くと、たくさんのお客様が待っていてくれました。
エプロンに帽子、手を消毒し、手袋をして、
お客様にお芋を販売しました。

30本ほどがあっという間に完売!
みなさん喜んでくれました。

中にはシールが逆さに貼られている袋も。
お芋のキャラクターの袋、裏には
「おいしいよ」「ありがとう」「またね」など子どもたちからのメッセージも書かれていました。

こんな時代だからこそ、温もりを届ける。

今回、コラボしてみて、
子どもたちの無邪気さ、純粋さ。
授業とはいえ、とても楽しんで積極的に活動していました。

それは何より先生のお力がすごく重要。
先生という仕事の凄さを、改めて思い知りました。

火を使うので、危険を伴う活動です。

子どもたちに、指導なのか、ツッコミなのかというコントのような授業を
毎回みさせてもらいました。

少人数の支援学級だったからできたかもしれないけど、
子どもの力と、少しの大人のアシストがあれば立派にお店ができます。
 

お客様の笑顔と、子どもたちの笑顔
いい時間、いい経験をさせてもらいました。