いも子のやきいも学校

《6日目のお話》

Today’s contents

『いも子の開業ストーリー②苦しかった開業時』

現在では行列のできる焼き芋屋、阿佐美やですが、開業当初は違いました。

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おいしくないからいらないといわれた日
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初めてすぐはうまくいきませんでした。

経営も、集客も、焼き芋を焼くのも、まったくの素人です。

開業を決意し、本に書いてあった通りに進めました。

「かわいいならリヤカーだ!」とリヤカーをオーダー

ネットショップでみつけた壷を買い「壷焼きリヤカー」の誕生です。

開業資金50万円。かなり低予算に抑えました。
肝心なさつまいもの仕入れは、本に書いてあった通り、
市場に電話し、仲買さんを紹介してもらいました。

よし、芋の試し焼きだ!と届いた壷に練炭を入れて焼きます。

が、全然焼けない…
2時間たち、焼けてきても、おいしくない。

後から気づいたのですが、壷そのものが偽物でした。

えーーーーー!!!

いも子さん、偽者のツボってなんですか!!??
宗教・・・?

ちがいます。壷焼きのつぼですよ。

某楽○で購入しました(笑)

地元の大きなお祭りの日にオープンすることを告知していたので見切り発車で開店。

初日でも「女性ががんばっているから」と買いに来てくれる方がいらっしゃいました。

すごくうれしくて、さらに、「友達にも紹介するからうちに売りに来て。」
と、ご自宅を教えてくれた優しい方もいらっしゃいました。

後日、売りに行ったら
「おいしくなかった。もう買わない。」
と断られました。

この方だけではありません。「かわいいやきいも屋さん」と買いに来てくださった方に、
「おいしくなかったよ。芋自体がおいしくないんじゃない?」
と言われてしまい

「かわいいけど、おいしくない焼き芋屋」

という評判が徐々に広まりつつありました・・・・。

「このままではまずい!」と、

自己流で試行錯誤しながら大幅にリニューアル。

なんとか営業に出れるようになりましたが焼ける本数が足りなく、
「いつも売り切れているお店」になりました。

買いなおした壷の費用、さつまいも自体がおいしくなくて、仕入れたのに売ることができなかったロスのさつまいも

お客さんがいるのに、焼き芋が足りないチャンスロス。

計算したら70万円の損失でした。

それが翌年から大躍進するのです!!

焼き芋のように単価が低く、地域に根付いた仕事、

きのうのメルマガでお分かりかと思いますが、
「おいしくない」評判が広まったら致命的
一度付いた口コミを覆すのは難しいです。

15年経って、「行列のできる焼き芋屋」になった今なら
何が行けなかったか、教えられるくらいわかります。

そう、
起業には準備と段取りが必要なのです。

焼き芋屋を開業するには
大切なポイントが3つあります。

これはまたお伝えしますね♪

Story

阿佐美やについて

冬は無農薬のやきいも
夏は人力発電かき氷

冬の凍える日に温かいやきいもを手にした、ほっとする瞬間。
夏の暑い中、かき氷を一口食べた時の冷たく甘いおいしさ。

幸せな瞬間、幸せな記憶がずっと続くように。
阿佐美やはかわいく楽しく、季節のおいしさをお届けします。
また、自分らしく楽しく働きたい方に向けた講座も開催中です。

阿佐美やのオンラインショップ

やきいものほかにも、
生のさつまいもややきいもスイーツ、
オリジナルキャラクターの
いも子ちゃんグッズを販売中。